知っている人は知っている、中村天風さん。(1876年~1968年)。大日本帝国陸軍諜報員、孫文の友人であり中華民国最高顧問の称号を持つ。
天風会を創始し、日本各地に支部がある。
彼の思想や活動に影響を受けた人々はヨガ関係を中心として東郷平八郎、広岡達朗、松下幸之助、近年では松岡修造や大谷翔平がいる。
わたしが昔、故、向井玲二先生(精神科)からいただいた講談社出版の「真理のひびき」を時々、読む。すばらしい教えの数々があり、皆さんも是非、読んで欲しい。
今日は蔵言28を読んでいる。
「人は自己のために活きると同時にまた常に人の世のために活きることを忘るべからず」
解説も要らない文章ですが、「それは人間というものは孤立の存在というものを絶対に許容されないという厳しい天理があるためなのである」と。
孤立と独立とは全く違う。独立は正しい自覚をもつ人間として最も尊い人生状態である。しかし孤立は天理に背反する無価値のものである。自分のことのみ考えて他の人々のことを考慮に入れない人には本当の人生幸福は来ない、と。
是非、天風先生の本を読んでみて下さい。