風邪の季節。皆さん帰宅後の「手洗い」はまめにされていると思います。もちろん風邪の予防には科学的に証明されています。
2012年のスペインの研究でも「手洗いをマメにする人はインフルエンザの感染が40%予防された」とあります。手洗いはアルコールなどの消毒剤でなくとも普通のせっけんでしっかり洗うので十分です。
さて今回はこのせっけんの界面活性剤を繰り返し使用して起こる「接触性皮膚炎」を取り上げます。
この手荒れが起こると実は皮膚の感染予防の働きが低下してしまいます。そして、この皮膚炎が起こりやすいかどうかは手洗いに使う「水の温度」に影響されるのです。。1995年の研究ですが「4℃」「20℃」「40℃」の温度の水で手洗いを繰り返した所、皮膚が一番傷まなかったのは「4℃」の水による手洗いでした。
皮膚の健康を考えると寒い冷たい冬ですがお湯を使わず冷たい水での手洗いがベストのようです。