NHKの大河ドラマ「光る君へ」は、平安時代中期を舞台に「世界最古の女性文学」と呼ばれる「源氏物語」を生んだ紫式部の生涯を描いています。
さて皆さん、高校の時に習ったものと言えば、あと源氏物語と対比される「枕草子」があります。「春はあけぼの」で知られる枕草子は夏は「夜」、秋は「夕暮れ」、冬は「つとめて(早暁)」と一日の季節ごとの好ましい時を挙げています。
あけぼのとは、ほのぼのと夜が明けてくる頃のことです。寒さも緩み、日の出も徐々に早くなる頃の明け方は心が浮き立ちます。
春は新たな生命が息吹く季節であり、会社においては4月から新たな年度が始まります。
季節を愛でる際には心に空所(くうしょ)を持つことが大切と言われています。空所とは仕事とは無関係の別世界のことを言います。
春の花や新緑を眺めることも空所になるし、また映画鑑賞やウォーキングも空所になり、結果として仕事にも生活全般にも良い影響を及ぼします。